新年の挨拶(2018年)

あけましておめでとうございます。

 

ここ数年、景気が良くなっているとはいっても、個人消費には結びついていません。現在は、良いものであれば、価格が高くても購入するという時代ではない事を痛切に感じています。そこへ追い討ちをかける様に、運送会社が一斉に値上げを行い、ますます厳しい時代になってきました。この様な状況の中、日本各地にある小規模な共同購入会は、どこも経営に苦しんでいます。しかし、小規模であっても特色を持った団体が消滅し、大規模なところのみが残るという事が良い事だとは思いません。小規模で信念を持ってがんばっている生産者を応援すると共に、流通も共通の思いと独自の特色を持った業者が生き残っていく事が大切です。

そこで、2017年は、静岡県のれんげ畑とのカタログの共通化行いました。れんげ畑は、元々「命と食べものネットワーク」の仲間として、国産有機醤油などの商品を開発してきた仲間ですが、更にカタログの共通化を通して、効率化を図りつつ、地域に根ざした独自性を持って活動していく為の措置です。

 

こんな中、(株)名古屋生活クラブの商品としては、以下のような取り組みを行いました。

  • パーム油削減への取り組み
  • 今までより低価格帯の商品を導入

 

特に、低価格帯の商品を導入した事で、(株)名古屋生活クラブは、安全性へのこだわりを捨てたのではないかと心配している会員様もいらっしゃると思いますが、今後も「安全性を第一に考え、世間では無視されてしまっている問題に対しても真剣に取り組む」という方針を変えるつもりはありません。この考えこそが、(株)名古屋生活クラブらしさであり、会員様にとって数ある宅配業者の中から(株)名古屋生活クラブを選ぶ一番の利点だと思っています。一方で、高くても最高に良いものだけをそろえてしまう事は、それらを買い続けられない人にとっては、結局スーパーなどで安いものを買うしかなく、会員様の為になっていません。そこで、安全性にも優先順位を付け、様々な商品を取り揃える一環として、低価格帯の商品を導入しています。

 

 

(株)名古屋生活クラブの基本的な認識

 

  1. どんな食品にも、長所と短所(リスク)があり、それぞれの大きさを考える
  2. リスクの質と量を考え、対応すべき優先順位を考える
  • 人間の集団を追跡した疫学研究の結果が一番重要
  • 動物実験での影響
  • メカニズムの研究を元にしたリスクの推定
  • 具体的な影響は確認されていないが、リスクの可能性が否定できない
  1. 優先度を考慮して、食品を取捨選択する

 

(株)名古屋生活クラブでは、学術論文、公的機関の情報を重視していますが、その中でも全て同列に考えているわけでは有りません。最優先に考えるのは、「実際に人に対して影響が出ている事」で、その次に「疑いのあるもの」→「問題があるかもしれないのに、規制されていないもの」と続きます。上の2.の 銑い蓮△海了を示しています。更に、問題の大きさ(100人に1人おなかを壊すのと、100人に1人ガンになるのでは全く違う)を考慮しています。もちろん、消費者の安全性だけでなく、生産者の生活、社会への影響も考慮した上での商品選択です。

パーム油の問題は、IARCの分類でグループ2A、グループ2Bと発がん性が非常に濃厚な物質が、EUの基準値を超えて摂取されているという事で、最優先課題として取り組んでいます。しかし、全廃はしていません。出来る限り避けるようにしていますが、世界で最も使用されている油を全て排除してしまっては、商品の選択肢が無くなってしまい、メーカーとしても急には対応できません。そんな中、わっぱんのようにいち早く対応してくれる生産者は、(株)名古屋生活クラブの宝として、大切にしている生産者です。生協、自然食品店を含め、他の流通業者はどうでしょうか?自分にできる事は、大げさに宣伝しますが、できない事は見てみぬふりです。

 

このようなスタンスで、商品を選択し、情報を提供しているので、誤解を招く事もあるかもしれませんが、会員様の為になる商品をそろえ、わかりやすく、丁寧に説明していきたいと思っていますので、本年もよろしくお願い致します。



名古屋生活クラブ

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