わっぱの大豆のお話

 わっぱ知多農場で大豆の栽培を始めてから、すでに10年くらいになると思います。最初は取れる年もあれば、まったくダメの年もあり・・の繰り返し。作付け面積もせいぜい2〜3反だったと記憶しています。はじめは苗を作り、みんなで一斉に定植しました。ある定植時、あと少しでこの畑は終わる・・・という時に大雨が降ってきました。みんなびしょ濡れですが、「あと少しだから!」と終わりまでやり終えたのですが、とにかくびしょ濡れ。パンツまで濡れて怒れてきて「おれは帰る!」と帰った人が出たことも。今では懐かしい笑い話です。
本格的に大豆に取り組み、わっぱ知多農場の3本柱の一つにしようとしてから5年くらいです。 面積も増やし、苗を植えるのではなく、直播にし、効率を図ったつもりでしたが、大豆の播種は7月。雨が降らないと発芽しませんので、みんなで今度は水やりです。そして、鳥が大豆を狙っているためすぐに畑を全面ネットで覆います。
ようやく発芽し、本葉が出てくるとネットをはずし、今度は草取りです。
これが大変です。ある程度は乗用管理機(人が乗って草を起す)で機械除草をしますが、畝(作物の列)間はできても株間はできません。やはり手作業にて除草をします。秋の稲刈りも終え、大豆に実が膨らむころ、畑にはつる草がたくさん生えてきます。
つる草が大豆の木に絡まると収穫の時大変です。今度はその除草作業です。そうこうしているうちに台風の季節。実がついた大豆の木が台風で倒されます。台風が去るとみんなで大豆の木を起こします。12月になり、大豆のさやも色づんできますので、収穫の準備です。収穫しながら邪魔な草を取り除き、機械で刈ったり、手刈りをしたり・・・で収穫します。ハウスに広げて乾燥具合をみて、今度は脱穀します。
脱穀が済むと、農協の機械を借りて選別し、品質検査を受け、初めて販売開始となります。袋詰めの前には大豆を広げ、手選別でひと通り見直しもします。本当に手間ひまがかかりますが、商品になっていく過程で、みんなの思いが重なっていくように思います。
本格的に取り組み始めてから、最初は300Kg程の収穫量でした。年々積み重ねの中で、一昨年ようやく検査で「合格」をいただき、昨年は「3等」と「合格」をいただきました。総収穫量は約2トンです。
現在は、大豆そのものとして、大豆の水煮、きな粉、みそ・・・と商品の幅も膨らみました。そして、今度は夢にまでみた「とうふ」の登場にみんな大喜びです。試作のとうふをいただいた時は、わっぱ知多のみんなは感動で「旨い、旨い・・・の連発でした。今後もどんな商品開発ができるのか、また、わたくし共の力量の中で、どのくらい栽培が可能なのか・・・検討課題はまだまだ続きそうです。

わっぱ知多共働事業所  島田 明子


名古屋生活クラブ

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